ICLCのユニークな識字教育

1997年に産声をあげたICLC国際識字文化センターは、10年を経てアジア各地でさまざまな新しい識字教育の実践を行ってきたが、その中でも最もユニークで、大きな効果をあげた方法を紹介したい。
http://www.iclc2001.org/
日本では、ICLCのこうした取り組みはほとんど知られていない。それは日本ではこうした新しい手法など開発の重要性がほとんど認識されていないことが主たる理由だ。学識的にも、開発教育の手法をはじめ、欧米からの教育方法論を学ぶやりかたがほとんどで、日本では自らの経験をもとに識字教育の方法論を構築していくことは全く行っていない。こうした分野での開発は、遅れているのだ。

ICLCが開発した世界で最もユニークな識字教育について

NO.1
心理地図による絵地図分析ワークショップ(文字+絵+デザイン+地図による自己分析)
日本の小・中・高校・大学での連続ワークショップ
日本・韓国。インド・中国などでの実践活動


NO.2
国境を越えて平和絵本・環境絵本の共同制作
インド・パキスタン共同絵本の製作
スリランカにおけるシンハラ+タミールの共同絵本・読み物の開発

NO.3
各国に刑務所の中に「キラン図書館」の設置
パキスタンに5箇所のキラン図書館と子どもの人権擁護活動
ミャンマーに3箇所のキラン図書館の設置
中東とアフリカにそれぞれ1箇所、刑務所内に子ども図書館の設置

No.4
紙漉きを通じてのコミュ二ティ・NGO活性化活動
南インドにてダリットの女性たちの自立にむけての表現活動
パキスタンの全国の学校のカリキュラムに紙漉きが導入された


NO.5
表現を豊かに「紙芝居・楽劇・語り・仮面劇・舞踏など」
語り・紙芝居・読み聞かせ・楽劇・舞踏などさまざまな表現活動
「海」の環境をテーマにした新しい楽劇など


NO.6
新しい学校作りをやっていくこと
パキスタンに設置する新しい創造的な学校
南インドの新しい文化・芸能大学
ラオスに設立予定の私立大学の設立運動


NO.7
創作・表現などの活動
ICLCにおける教材製作活動と創作活動
文章表現など
   

NO.8
南インドシャクティセンターとの共同事業など
韓国のナミソムとの共同事業
ミャンマーのセンターとの共同事業など
iclc2001@gmail.com