なぜか?間違いだらけの文科省による放射能情報

まだ想像力のない方には、これからの日本の方向性は見えてこないと思いますが、10年先、20年先の日本人の健康は重大な危機にさらされるのは確実です。こうしたことにきちんと対応するためには、正しく放射能についての知識を学んでおかなければなりませんが、そうした環境が果たして今の日本に可能か、大きな懐疑をもっているのです。
今回、文科省が、現場の教師の要請に応えて、放射能教育の副読本として企画しているのは、(1) 放射能に関する20ページ程度の小冊子(2)放射能の基礎的知識(3)(小・中・高を対象に3種類を4万部ぐらいを発行するというものです。しかし今回、文科省が意図している編集方針や内容をそのままに信ずることはできません。おそらく彼らは、一の具体的な描写や事実などを捨象して、単純な自然放射能と安全についてまるで他人事のように触れるのが関の山でしょう。それはほとんど役にたちません。放射能がなぜ怖いかの、どのような影響を与えるか、どのように放射能汚染を防ぐか、放射能廃棄物の処理についてなどには一切触れないからです。そしてベクレルやミリベクレル、マイクロベクレルといった放射能用語に、詳しく触れたとしても、現実の放射能を出し続ける原発についてはなにも描写をしないでしょう。
間違いだらけの文科省による放射能情報 
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