A級戦犯は戦争犯罪人ではない!?

野田財務相が、早くも馬脚を現し始めた。野田は、もともと思想も哲学も多くを語らないーわけのわからない表面的な政治家だから、A級戦犯の本当の意味など本当には知らないのだ。権力欲だけで語っているのだ。もしA級戦犯戦争犯罪者でないとしたら、日本の戦争責任とはいったいなんなのか?要するに彼は「大東亜戦争」を肯定しているのだ。侵略戦争などなかったといいたいのだろう。もし野田に考え方があるのなら、首相になる前に全面展開をせよ!なぜ自民党などが秋波を送っていたのかも、今にしてわかる。

彼の発言:「A級戦犯戦争犯罪人ではない」とは、戦後日本政治の最も大きな問題提起である。もうこの一言だけで、野田は首相になる資格はない。これは自民党右派の考え方と全く同じもの。日本が行った戦争を肯定しようという新たな動きだ。なぜ彼はこれまで民主党などに潜んでいたのか、こうした政治家によって、日本は無原則による権益を求めての原発推進をやってきたのだから・・・・そして今日の破局をまねていているのだから・・・そこには反省などは微塵もない。


こうした発言には中国や韓国が早くも最大限の警戒をし始めたが、問題は日本人自身による認識である。この発言は、日本が行った侵略戦争をなんの批判もなしに肯定しようという動きであるからである。これは憲法の改正問題や原爆の製造・所有まで踏み込んでいく古くからのタカ派の考え方に染まっている者だと思う。その前提として、原発などは表面的には、減原発路線と言いながらも、執拗に推し進めるだろう!民主党の中の政治家が、いよいよ馬脚を現してきたというところだ!自公と一緒になって、民主党は、1年後にはばらばらに瓦解されることだろう!


呉越同船では、荒波の中を航海することは不可能だが、もともと旗幟鮮明の呉越でないから航海は可能な環境かもしれない。しかしこれでは、日本に二大政党制が根付かないはずだ!彼にとっては、千載一隅のチャンスとは、こういうことをいうのだろうが!