2011年3月19日に東京で「絵地図分析ワークショップ」が開催されます。

今の教育界は、現場の教師や子どもたちに自由な創造性への裁量を与えず、自由な思考や体験を伸ばすことを全くしてこなかった悪しき日本式教育のつけがすべて出てきているのが今日の姿ではないでしょうか。こうした教育空間では、日本の再生も世界への貢献もありえず、絶えず「長いものに巻かれろ」という思考や創造力だけが、不況の中でたくましく育っているように思います。


これを打破するには、OECD学力調査で世界一のフィンランドの教育方式はある参考になってきますが、それだけでは日本ではこうした能力は育たないように思います。日本人の風土にあった創造教育が必要で、それはICLCが開発した「絵地図分析ワークショップ」という先の時代に先行した方式です。これはすでに日本、韓国、インド、中国などでワークショップが多数開催されており、大きな成果を出しているものです。



それは具体的な問題を提示し、自由に自分を取り巻く環境から具体的に考える創造時間を通じて、「自分だったらどうするか?」という徹底した思考力や読解力を育てる教育で、それは今日世界的に広がりを見せているフィンランド方式と類似しているとも言えます。しかし類似しているのではなく、これをさらに先行する創造力をもっています。



ICLCが推進している絵地図分析(PMA)という独創性を通じて、個人やグループで、自由で独創的な読解力を楽しみながら短時間に創造力を身につけることができる画期的な創造教育。結局、たくましき人間力をもった子どもたちを育てていくには、学力という狭い範疇ではなく、「他人を理解する耳と、異なった意見を常に統合しながら、新しい分析能力を作り上げて実際的な行動力ーこれこそが今の日本や世界で求められている「人間力を通じての学力」そのものではないかと思います。

第1回絵地図分析特別ワークショップ

とき:    2011年3月19日(土曜日) 午後6時半ー10時
ところ:   中目黒GTプラザ 
主催:    国際識字文化センター(ICLC)
先着20名に限定: iclc2001@gmail.com
参加経費: 3000円(材料費込み)ICLC会員は半額
講師:田島伸二


ワークショップの背景と目的:

絵地図分析とは、言葉と絵とデザインを使って自分自身の内面の絵地図を作成するというもので、自分自身の顔を映し出す鏡を作り出すような作業です。その基本的な哲学は、「この地球上ではだれも自分自身に一番興味を持っている。しかし誰も自分についての生き方を真剣に教えてはくれない。」ということから出発したものです。こうした不安な時代、誰しも航海図を欲しがるものですが、それは自分自身の偽りのない欲求や現実などの問題を本音で作成していくものです。つまり自分自身の問題を把握するところからすべて始まるのですが、問題をきちんと把握することは、結局は解決に向かうことになるのです。