2008年の秋の不安・・・・・・

今年の秋は、なんとなく不安で嫌な予感がしています。個人的にはいろいろいいことがたくさんあるのに・・・でもこれは一体なんでしょうね?アメリカ経済の破綻の兆しという世界的な不安や、日本国内の政治情勢など、どれひとつとっても切実で深刻な課題ばかりが目につきますが、こうした現象面だけでなく、今の時代の底で大きく動いているマグマのような存在とはいったいなんなのでしょう。

もちろん時代はいつも悲観的な要素と楽観的な要素が交互に、あるいは激しく統合されて動いていくのですが、この頃は、なにか人間の文明や世界が完全に行き詰まってきたような感じがするのです。それはもちろん齢を重ねてきたというのもありますが、それ以上に人間の行き詰まりを感じるのです。うまく言葉に出来ないから、できたら寓話で表現したいなと思いながら、昨日は一日を過ごしました。

中国のメラニン混入の事件は、中国の動物園のチンパンジーやゴリラなども大きな影響を受けて、たくさんの動物が腎臓結石になっているそうです。パンダは、国宝級の存在なので輸入物のミルクしか与えられていなかったとのことで、難を逃れることができたそうですが、チンパンジーやゴリラがおしっこに行くたびに、結石で下腹部が痛いなどという笑えない事件になってしまいました。ただメラニンの混入事件は、まだ過去のことではなくて、その影響は世界全体に影響を及ぼしているだけに、中国製品に対して決定的なダメージを与えるのは避けることができません。ただ中国当局が、メラニンの事件は小さく扱い、宇宙遊泳などのニュースは大きく扱えと指令をマスコミに出したそうですが、これは形を変えたマスコミへのメラニン混入事件ですね。

オリンピックという政治的な華麗なるショーや宇宙遊泳といった中国の華々しい外交政策の陰には、今回のメラニン事件のような地上の”不幸”が数限りなく存在しているのに対して、中国は本気で取り組んでいかなかったら、日本の自民党のようにすぐに政権を渡さなければならなくなってきますからね。

日本では、まだ衆議院の解散や選挙の日も決まったわけでもありませんが、国民は、自民党公明党の政策に”ぎゃふん”と言わせてやろうと手ぐすね引いて待っていますからね。こんどばかりは許さないでしょう!! 今日も、年金の改ざんが、厚生省によって100万件をはるかに超えているという衝撃的な事実が明らかにされました。言葉がありません。高齢になった方、亡くなった方の無念さは、厚生省の腐りきった官僚たちには決してわからないでしょう!

年金に限らず、食の問題といい、偽装表示にしても・・・今の政権は全くなにもやってこなかったのですね。

今に大きな政治の転換が行われることでしょうが・・・・それはそれでいい希望にもなるのですが、でもなんとなく日本の国内も含め、世界全体が不安で・・・これはいったいなんでしょうね!!2008年の秋の不安とだけ書いておきましょう。あとになってわかることが多すぎるのです。