インドのOゼロの絵本が見せる世界ー10にんのきこり(絵本ナビショップの書評から)


10にんのきこりー講談社刊 2007年(厚生省中央審議会特別推薦児童文化財

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=16974


よくある足し算絵本かなぁ?と思いましたが
シンプルでありながら なかなかよくできていて
こどもも食いついていました。

丁度1年生でずっとこの10になる数をやっているので
10にんのきこりの絵を見て
まずはその10にんという数を確かめていました。

1ばんめのきこりが木を切ると のこりは9ほん
2ばんめのきこりで のこりは8
きこりと木の増減するようすが楽しいんです
こどもはわかるわかる!といって得意げに数字を言っていました

そしてさいごの1ぽん
10ばんめのきこりが10ぽんめのきをきると
のこりは「0」になるんですね〜
最後がとても印象的で 読み終わってもしばらくじーっと見ていました。
じょんじょろじょろかくしさん 40代・愛知県西尾市  男6歳



ゼロのイメージ

算数関連絵本として読んでみました。
10人のきこりが10本の木を切る、と、お話はシンプルですが、
背後にトラの存在、そして、ゼロの概念。
インドの作家らしい、素敵なイメージ絵本でした。
きこりが絶妙な相似形で笑ってしまいます。
それだけに、繰り返しの展開の背後に、スリリングな結末。
あとがきを読むと、「もうこれしかない。」のせりふの意味の深さを
考えてしまいます。
ゼロを発見した国、インド。
その数学の世界に興味が湧きました。
レイラさん 40代・兵庫県川西市  男14歳、男12歳

パパみたいな木こりににっこり

表紙だけみては、韓国の昔話なのかな?って思いましたが
中を開けて見ると・・・
これは、何というファッション?作業着?何でしょう?
裸足にランニング?短パン?片手に1本のオノを持った、個性たっぷりな
木こり達。うちではパンツにランニングスタイルの我が家のパパにそっくりで、
子どもたちも大爆笑 (^◇^)
笑いから入ったこの絵本ですが、数をしっかり目で追いながら
しっかりと理解できる!それに、ラスト部分ではびっくりな展開になっていくのです。
お姉ちゃんの算数の宿題を常にとなりで眺めながら、遊び感覚で
学んでる息子。たし算からわり算まで理解できてるので
はじめから順を追って読み、再度、後ろのほうから読んでは
「後ろから読むとたし算になっていくよ〜」と、この絵本のおもしろさにに関心関心!
こうして数字に慣れていくと、数や計算にも親しみやすいでしょうね。
かけ算・わり算に関連した、「10ぴきのあり」もおすすめですよ〜 (^◇^)
かおりせんせいさん 30代・沖縄県那覇市  女9歳、男6歳


ゼロの概念

最初から最後まで 
色んなお楽しみがある絵本でした。
最初は 10人のきこりに目が釘付け…。
十人十色のきこり…体格や顔はみんな同じで
着ているものや髪型・髭が違うだけなんです 笑。
神経衰弱みたいに 
もしかしたら同じきこりがいるんじゃないかと
目を凝らして 見比べちゃいました。
この答えは…読んでのお楽しみということで…☆
きこりは森に木を切りに行くのですが
3本目の木を切ったあたりからは
木の間に見え隠れする怖〜い猛獣にドキドキ…。
この猛獣 思いっきり最初から見えていたんですね。
お話の中で 一切触れられなかったので
私は全く気がつきませんでした 汗。
そして最後は衝撃の結末に とてもびっくり。
でも後書きを読んで そうか〜と納得。
小学校では毎年
足し算・引き算…そしてゼロという数字で
つまづいてしまう子供が何人かいるそうです。
この絵本は 足し算・引き算
そして…ゼロの概念を楽しく理解できる
お薦めの絵本だと感じました。
入学前に少しだけ こんな準備もいかがでしょう。
西の魔女さん 30代・福岡県福岡市  女14歳、男10歳


(EhonNabiからの抜粋紹介です)