爆発炎上する世界・・・・・・

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パキスタンのイスラマバーで大規模なテロがあった。イスラマバードの中心に位置するマリアットホテル・・・1トンもの爆発物が使われ、入り口付近で爆発、強大な破壊力を見せた。死者は60人以上と報告されているが、これはまだ始まりかも知れない。

イラクでの血みどろの戦闘が、拡大している。アフガニスタンからパキスタンへ・・・そしてイランへと戦火が広がれば、21世紀には途方もない戦場が広がっていくことになる。かたやアメリカのサブプライムローンの破綻の問題は、およそ歴史上想像もできないような地球的な経済破綻を招くことが予想され、いまやだれにも想像すらできない世界が現出するかも知れない。

21世紀が爆発炎上し始めているのだ。それはパキスタンではなく、日本でも始まっている。





毎日新聞(2008年9月21日)

パキスタン:ホテル爆発後、床一面に血…重傷の従業員証言
 【ニューデリー栗田慎一】イスラマバードで20日起きた爆弾テロ事件は、外交官やパキスタンの有力政治家、実業家などが集う首都で随一の高級ホテルを狙い撃ちにした。爆発地点から30メートルほどのロビーで爆発に遭い、重傷を負いながらも一命を取り留めたホテルの男性従業員(28)は、毎日新聞の電話取材に事件の一部始終を語った。

 ホテル1階のロビーにある受付で書類整理をしていた時だった。玄関の外で大きな爆発音が聞こえ、すぐに銃の乱射音が響いた。「テロだ」。とっさに見た腕時計は、午後8時前。最初に正門前で爆発した乗用車に乗っていた男と、ホテル警備員との銃撃戦だった。「テロリストが侵入してくる」。そう思い、近くにいた宿泊客らに逃げるよう叫んだ。携帯電話から警察に通報すると、警官は「危ないから外に出ないよう周知しろ」と警告。その直後に、2回目の大きな爆発が起きた。爆発の瞬間、体が数メートル後ろに吹き飛ばされた。後頭部を強打し、どのくらい気を失ったか分からない。意識が戻った時、建物内は電気が消え、あちこちから炎が上がり、立ち上がろうとしたら転んだ。床一面の血で滑った。体の一部を失った同僚が不自然な形で目の前に横たわっていた。だれかに支えられて外に出た。振り返ると、ホテルが炎に包まれるのが見えた。爆発で破片が飛散したためだろうか、白い外壁は銃弾を受けたように穴だらけだった。自分の上半身も血だらけであることに気づいた。「自分が助かるだけで精いっぱいだった。(宿泊客の救助など)何もできなかった」。男性はそう言い、電話口ですすり泣いた。