2006年、北京で開かれ2030年までのたエネルギー戦略フォーラムの講演から

2006年5月26日、北京で開いたエネルギー戦略フォーラムの講演で、中国政府は、原子力発電所による国内の発電容量を、2030年までに現在の15〜20倍に増強する目標を立てていることを関係者が公表した。現在、中国は原発10基で800万キロ・ワットの発電能力があるが、これを2030年までに1億2000万〜1億6000万キロ・ワットに増強する目標を設けているという。つまり今後20年余りの間に100万キロ・ワット級原発を百数十基建設する計算となる。

そのためには安全対策を内外に明らかにするのが最も重要なエネルギー戦略における国際的な義務であるが、このたびの餃子事件や粉ミルク事件のように詳細や事実を公表することなくひたすらに隠蔽するのではないかと思える。このたびも変圧器の回線のショートだと人民日報は報じたが、だれが信じるであろうか?