汚染米を流通させながら、消費者庁とはいったいなにをやるところか?

日本の消費者は余りにも馬鹿にされてきた。そして馬鹿にされている。なにも言わずに、出されたものを食べている。なにも文句をいわずに中国米を購入している。餃子事件の実態はどうなったのだ?

このたびの汚染米事故米)の輸入にしても、この汚染米農水省より食品会社の複雑な流通経路を経て、40倍もの値段で、広く人々の口に入っていたということーここには日本の消費者が置かれている悲しく恐ろしい食の原点が存在している。

しかし消費者庁はなにもしないし、なにもできないだろう!消費者庁とはいったいなにをやるところか?消費者を誤魔化すために設置した庁ではないのか?表は消費者を守り、取り締まりを行うように見せながらも、裏はそれを複雑に隠蔽するための政府の広報機関という実体が共存してくるからだ。

もし野田消費者庁長官が、なにかを選挙目当てにやりたいと思ったら、さっさと自民党政権から足を洗うことだ。消費者庁がなにか歴史に名を残すような仕事ができるとしたら、農水省をまず徹底解剖することから始めることだ。

食の原点はすべて農水省にあるからだ。それができない以上、消費者庁とはとても言えまい。なにもできまい。そしてできるわけがない。
どこかの首相のように一夜にして政権を無責任に投げ出すのを、国民は注視しておるのだ。