絵地図の「自己分析のワークショプ」が始まりました。

昨夜は目黒にて、第3回こころの絵地図分析研究会が開催されました。毎回、参加人数が増えて、昨夜は、二十数名の参加者となりました。

絵地図の実践報告のなかには、聖学院大学ウイルソンさんが作成した、ボランティア活動から生まれた「寄り添う」という「1人の女の子の全身像の絵地図」報告がありました。それは一見するとなんの変哲もない絵なのですが、「寄り添う」というテーマの下に、1人の女の子の全身を表現しながら、それぞれの身体の部位に関係する「寄り添う」という具体的な言葉を使って豊かに表現したもので、ボランティア活動の本質を表現したものでした。お見事でした。言葉は環境によって、大きな力や象徴性も増していくものですね。とても暖かい絵地図でした。

それから参加者は、「自己分析のワークショプ」に参加し、3つのグループに分かれてまず「自分自身」を語る会から始まりました。こうした会で、さまざまな人の体験を聞き、生き方をシェアーながら、徹底して自らの言葉を生み出していくのです。そして、次回までに最低40枚から100枚の短冊に、自分自身についての思いをことばで思いきり書き入れていくのです。まるで蚕が糸を吐き出すかのように・・・次回は2か月後、それまでに参加者は、自分と向き合いながら自分自身を徹底的に表現し、それから本格的な絵地図製作が始まります。

「わたしとはなんでしょう?」「わたしは どこから来て、なにをして、どこへ行くのでしょうか?」という人生の課題を徹底的に表現して分析します。

参加者は、主に大学や会社のキャリアカウンセラー、小学校、高校教師、大学教授、県庁で働くカウンセラー、絵本作家、セラピスト、NGOなどさまざまな職種の方々でした。いよいよ二か月後は、絵地図ワークショップのハイライトを迎えます。世界で初めての絵地図分析研究会です。


”汝自身を知れ” からすべてが始まります。