放射性廃棄物の現実

福島県における、このような生々しい放射性廃棄物の現実を正視することから、哲学や思想が生まれるのですが、残念ながらほとんどの日本人は目をそむけてしまいます。「私に関係のないことだから・・」と。こうやって人生や社会で、ビジョンの持てない・持たない日本人がすくすくと育っていくのですーしかしこのような日本人は、21世紀の世界的な大変動期にはなんの役にも立ちません。ただおろおろして銀行に駆け込むだけです。
悲しい日本の現実が、文科省経産省主導の教育から次々と生まれているのです。ビジョンを持つ人間は、深刻な問題をいつも「自分のこととして」感じるところから行動するのですが・・・・そして先生という存在は、「自分の学校へやってくる生徒だけを生徒として認識し」、母親は「自分の生んだ子どもだけを子どもととして認識していく」、この狭量さが日本人の人間環境を形成しているのです。過去の日本の歴史認識も全く同じことで、日本人が過去や現実からきちんと学ばない限り、現在も将来も生き抜く知恵は湧き出てこないのです。