目黒区立小学校6年生の絵地図ワークショプの感想

2015年の12月1日〜3日の目黒区立小学校6年生の絵地図ワークショプの感想です。みんなが、心の底から元気になっていく「絵地図ワークショップ」でした。子どもだけでなく人間の欲求とは、まるで「水中に深く沈んだ氷」のようにその全体像はよく見えません。しかし一部だけは必ず顔をのぞかせています。名古屋大学理学部の女子学生が、体験していた子ども時代とはいったいどのようなものだったのでしょうか?日本の登校拒否児童の現実やいじめの問題は、なかなか深刻で厳しい現実に
直面している日本です。他人の表現や欲求をよく知り、自分の豊かな表現活動をしていくことは、人生をたくましく生きていくのにとても大きな役割を果たしそうです。

―これは、絵地図ワークショップに関して、参加した広吉さんと小野崎さんの感想です。また今月の絵地図研究会は2月19日の午後7時に開催されます。http://pma2014.exblog.jp/22745139/
Workshop on Picture Map Analysis (PMA) in Primary school 1-3 Dec. 2014 Meguro, Tokyo

「・・・・最後にワークショップの感想を言いたい人は?と田島さんが言うと真っ先に手をあげたのは有志発表もした男の子ー外科医を目指してる男の子はいつも外科医になるんだということを家で言うと兄から無理!と全否定されてたらしい。でも今回この心の絵地図を描いて本当になれるような気がしてきたと嬉しいコメント。
次に手をあげた女の子は受験真っ最中スランプ状態に陥ってたらしいが心の絵地図で元気がでてきたとコメント
最後に手が上がった女の子はそう熱心に取り組んでいるように見えなかったが、顔を輝かせて心の絵地図をやって自分が本当に好きなものが分かるようになったとコメント。
3人とも現代の小学生にありがちな大人が期待するお手本のような感想ではなく、心の底から感想を言っていたことに私は痛く感動してしまった。こういう授業を今の子どもたちは欲している。頑張って広めていかなくてはと改めて思いました。



小野崎さん:
廊下に張り出された、6年生の「私の人生マップ」見てきました。やっぱり知っている子のものは、とてもおもしろい。感激して、ちょっと涙が出てきました。家族のことが書いてあったりすると、ほほえましくて、将来の夢が具体的な子、漠然としていている子、矛盾する沢山の夢がある子。身近な目標、先の将来の夢、自分の弱点、好きなこと、うれしいこと、考えていること…たぶん普段なら口に出さない自分への反省を書いている子もいたりして、結構自分のこと見つめているんだなーと感心したり。デザインがまた…やっつけみたいな子もいるけど、すごい趣向をこらしたデザインがあったり、発見がいっぱいあります。大人になると、やりたいこととか、夢とか、言わなくなるな…子どもには、もっともっと夢や希望をいっぱい口にして欲しいな。私ももっとこれからの夢や希望を口に出してみていいんじゃないか?などと思い、子どもの人生マップを見て、使い古された陳腐な台詞だけど、エネルギーをもらいました。
来年、自分の子の学年でやってもらえるかな?やってもらいたいな♩田島 伸二先生が講師をしてくださる「私の人生マップ」の絵地図作りの授業、すごくいいですよ。いきなり学校に提案が難しければ、PTAの講座とか、サマースクールとかでやってみてはいかがですか?興味ある方は、ご連絡ください。
私も人生マップ…やってみたいけど、口に出すということは、そこに向かって動き出すことであって、そういうのが怖い…と思う自分がいたりして…でも、なんか今の自分と過去の自分とこれからの自分を勇気をもって明らかにして、これからの(残り少ない?)人生を、もっといいものにするか!という気持ちになっている今でした。