「ままへ。いきてるといいね おげんきですか」

東日本大震災津波にのまれて行方のわからなくなった母にあてて「ままへ。いきてるといいね おげんきですか」と手紙を書いた岩手県宮古市の昆愛海こんまなみちゃん(6)はこの春、1年生になる。                                                            震災までは両親、妹、祖母との5人家族。いまは祖母との2人暮らしになったが、毎日友だちと遊んだり、自転車に乗ったりと元気いっぱいだ。「ランドセルと筆箱はマナが好きなピンクだよ」。来月9日の入学式で新しい友達に会うのを楽しみにしている。

                            (2013年3月24日読売新聞)