海洋の汚染度は、高感度で測らないと事実はわからない!信じられない文科省の測定!

これまで三陸沖の海洋での放射能汚染について、常に「不検出」と文科省は測定結果を公表していたが、多数の要請によって測定感度を上げたところ、なんと58倍もの放射能セシウムが検出された。つまり深刻な事態が発生しても、国民に、事実を正確に伝えようとしない政府の姿勢が、強固に存在しているのである。怖ろしい日本ではある。厚生省、農林省文科省というのは、いったいなんのために存在しているのか!!良心をもった専門家は、いないのか?

チャルノブイリ原発の事故後、その一帯でなにが起きたのか、調べればだれでもすぐにわかることだ。要するに政府は、原発の事実を隠蔽しようとしていたのだ。日本人が未曽有の危機に立たされて不安の中で揺れているとき、政府は、いかなる事実が出てこようと、、国民には真実を伝えようとはしなかった。その罪は重たい!そのため後世に残るような重大な被曝に国民は晒されてしまった。自らの能力のなさで、国民を被曝させてはならない。

政府が行った第一原発沖での放射能検出では、常にかれらは「不検出」というだけであったが、そんな馬鹿なことはない。政府の検出方法は信じられない。官僚とは、事実を隠すのが最大の仕事だ。なんのために??それは政府が追い詰められないために、そのように脳みそも精神も鍛えられているのだ。国民の幸せなどに意識は向いていないのだ。

3.11以来、これまで福島原発から、高濃度の放射能を含んだ冷却水をどれだけ大量に海へ放出してきたことか・・・・そして常に言うことが「海洋では汚染水は希釈されます」と・・・・その結果海洋がどれだけ汚染されているかの実態は全く明らかになっていない。検出場所や海流の流れを変えた場所でやれば、いくらでも汚染には不検出のレッテルを張ることが可能だからだ。

そして最大の問題は、これまで政府は簡易法の検出方法で、放射能汚染を調査していたということ。要するにこの方法では、海洋の汚染度は測れないのだ。これは国民を騙しているということだ。漁業が成立するのは重要なことだが、国民の健康はもっともっともっと重要だ。





原発セシウム濃度、事故前の最大58倍
2011.10.5 19:31 サンケイ新聞

 文部科学省は5日、東京電力福島第1原発沖で、海水中に含まれる放射性セシウム濃度を測定感度を上げて調べた結果を公表。セシウム137の最高値は原発の東約180キロで1リットル当たり0.11ベクレルと、事故前の58倍だった。8月下旬、原発から130〜340キロ離れた宮城県から千葉県にかけての11地点で海水を採取。

セシウム137は0.0012〜0.11ベクレル。2009年に原発から約25キロの海域で測定した際は最大で0.0019ベクレルだった。セシウム134の最高は原発の東沖約180キロで同0.079ベクレル。千葉県銚子市沖の2カ所では検出されなかった。従来の方法では6〜9ベクレルより低い濃度では検出されず、原発から離れた海域ではほとんど「不検出」となり、原子力安全委員会が感度を上げて調査するよう求めていた。