東北は、高い放射線量による被爆から子どもたちを防ぐことができるのか?

政府や自治体が、「放射能線量は除染すれば大丈夫」と広く流していますが、これはとんでもない話のようです。現地で、除染を経験してきた神戸大学大学院の山内知也教授によると、高圧除染を1−2回繰り返しても、放射線量は70%ぐらいにしか下がらず、6−7回繰り返してやらないと効果は出ないそうです。

その間、放射線に最も弱い子どもたちは被爆し続けるのです。大人は町に残って、森から道路から、家の瓦まで徹底して除染するとしても、最も被爆しやすい子どもたちは2年ぐらいは避難させておくのが最も正しいやりかただろうと思います。
除染を徹底するためには、家の瓦や道路のコンクリやアスファルトを剥ぎ取るとか全部取り換えるということをしない限り安心できる線量にはならないそうです。水をかけてそれで簡単に放射能が除染できると思ったらそれは大間違いです。一生の悔いを残すような結果となります。放射能の被害は、子々孫々にわたって引き継がれていくからです。また広範な山野などの除染はまず不可能ーですから・・・

これはラジオ番組です。3.11の原発事故以来、福島市内などで地元住民とともに、放射線量の測定調査を続けている神戸大学大学院の山内知也教授が行っている現地の除染状況について話します。 特にこの9月に行った調査では、除染後も大きな効果が上がらず、場所によってはむしろ線量の上がったところがあったということです。

20110929 [1/2]たね蒔きジャーナル「除染しても線量が下がらない!」 http://www.youtube.com/watch?v=x4JWkg3AZS4
高圧洗浄しても線量が下がらない。 町をつくりなおさないといけない

20110929 [2/2]たね蒔きジャーナル「除染しても線量が下がらない!」
http://www.youtube.com/watch?v=EAdaRLzYbco