すべての力と発明を 自然再生エネルギーの創出へ!

今、ここに紹介するのは、現在生まれようとしている「どこにでも塗れる太陽電池」ーこれは実に素晴らしい発明だ。これこそ究極的とも言えるソーラ技術。これによって長い道路にも、鉄道にも、あらゆる建物にも、あらゆるスペースにも、ソーラシステムを設置できる。これは素晴らしい発明!日本の底力の本領の発揮だ。


新聞報道によると、「三菱化学が、光を電気に換える効率が実用レベルの10%を超える試作品づくりに、世界で初めて成功した。従来のガラス板で挟む結晶シリコンではなく、炭素化合物を使う。乾いて固まると「半導体」の役割を果たすようになり、配線を施せば、光に反応して電気を起こす」といい、パネルの厚さは、今までは数センチであったが、これは1ミリというから驚きだ。つまり塗る電池は、従来の考えとは基本的に異なっており、衣服にも応用できるという。



こうやってあらゆる場所を効果的に利用できれば、原発のような最も危険なエネルギー社会からさっさと決別できると言えよう。しかし原発によってこれまで利権を得てきた産業界や地方公共団体のグループは、なんとしてでも権益を手放さないように政治家や官僚を利用して暗躍することだろうが、それは罪悪というものだ。福島原発で、もう答えは完全に出された。



どんなに自民党公明党があがいても、国民の意思は決している。つまり原発は、世界中で、どれだけたくさんの被爆者を生み出してきたか?そして地球上のあらゆる動植物の染色体を破壊してきたのか。彼らの呻き声が地球上に響いている。日本は、自然エネルギーの先端技術を開発して、中国、韓国、インド、ロシア、アメリカ、ヨーロッパなどへ大いなる方向性を示さないといけない。これからの再生可能なエネルギを生み出す社会の創出のためには、すべての人々の才能とスキルを傾注しなければならない。


毎年襲来する台風は、風も波も雨も、ものすごい破壊的な威力を持っているが、こうした大自然のエネルギーを最も効率的に利用することで、これからのエネルギー社会を建設することを考えなければならない。

台風の威力を見れば、どれだけその風によって膨大な電気が起こせることか?そして日本列島に押し寄せる海の波力を見れば、これを活用できたら、どれだけ膨大な電気を起こせるものか?私の親戚には、地熱を使って家の冷暖房を行っている者がいるが、地中熱を利用して費用はほとんどかからず、なんとも快適な環境を作っている。

「文明とは、自然の中から、最も人間が人間らしく生きていけるような循環的な社会環境を作ること」であり、原発のように、社会や人間性を無限に破壊するような社会創出を断じて許してはならない。



塗る太陽電池、実用化めど 三菱化学、13年春ごろ発売 (2011年7月19日) 朝日コム


ビルの壁や車のボディーで使える「塗る太陽電池」の実用化のめどが立った。従来の太陽光パネルでは置きにくかった場所に塗ることができ、量産もしやすい。2013年春ごろに出回ることになりそうだ。

三菱化学が、光を電気に換える効率が実用レベルの10%を超える試作品づくりに、世界で初めて成功した。従来のガラス板で挟む結晶シリコンではなく、炭素化合物を使う。乾いて固まると「半導体」の役割を果たすようになり、配線を施せば、光に反応して電気を起こす。

煙突や高速道路の屋根など丸みがある物のほか、衣服など曲がる素材に対応できる。通常の太陽光パネルはガラス込みで厚さは数センチ必要だが、この方式だと1ミリ弱で済む。重さも同じ面積なら、結晶シリコン系の10分の1未満に抑えられるという。

 塗る太陽電池は、変換効率が課題とされ、世界中で開発が競われてきた。三菱化学は成分や構造を見直し、変換効率10.1%と10%超えに成功。結晶シリコン系の約20%には及ばないが、薄型として市販される膜状シリコン系の太陽電池の水準に追いついた。