このように書いたら、案の定9月15日の朝日新聞の朝刊には

農林省の役人と三笠フーズの癒着が掲載されていた。やはりこう
した問題の背景には大きく官民癒着と汚職の構造が存在しているのだ。




朝日コム

三笠フーズはお客さん」 
接待受けた農水省課長2008年9月15日9時55分


 米の流通業務を取り仕切る農林水産省の現場の課長が、事故米の不正転用を繰り返していた三笠フーズの社長から飲食接待を受けていた。「断るのは失礼と思った」。同社は、在庫を抱えた国の「お客さん」だった。流通していた事故米からは、基準値を超える農薬成分が相次いで検出された。

 元消費流通課長との一問一答は次の通り。

 ――課長時代に三笠フーズから接待を受けたか。

 「鳥のおいしいところがありますねん」と誘われ、焼き鳥屋に行った。冬木さんらと、一番高かった溶岩焼きとビールを頼んだ。

 ――代金は?

 三笠さんに払うてもらったかもしれない。伝票は見てないが少額のはず。豪勢だったら警戒した。仕事の込み入った話はせず、「今年の米はどうですかね」とか世間一般の話をした。

 ――便宜供与は?

 ない。農政事務所には供与できる資料は何もない。うちは政府米を買ってもらう立場であり、(三笠フーズは)お客さん。行政をしているようで商売している感じ。千トンの米を保管したら年に1千万円かかる。米を売らねばという思いだった。ずっと断り続けるのは失礼にあたると思った。

 ――三笠フーズの印象は?

 輸入米を一生懸命買ってくれる大事なお客さん。10年ほど前から米の在庫が問題化し、食糧庁長官が「米を売れない農政事務所長は辞表を出せ」と言ったという話まで広まっていた。消費流通課長には相当なプレッシャーだった。三笠フーズ事故米を買っていたことは新聞で初めて知った。