福島県川内村のコスモスの秋
2012年10月に、私は、長い長いインタビューを受けました。そのときの記録です。
・・・・さて、私が津波で犠牲になられた方々への供養の大切さを力説した時、田島氏は次のようにきっぱりと応じた。
「菩提を弔い、供養することも大事です。でも、癒しだけではいけない。原発のような人災を生み出した体制には、人間として正しい怒りをもたなければなりません。そして同時に人間としての優しも大切です。そして子どもたちにはその事実を伝えなければならない。 私たちはみんな一つの方舟に乗っている。このまま行けば、滝にさしかかって真っ逆さまでしょう。となると、子どもたちに今さしかかってる場所を正確に伝えなければならない。それは今、人間が彷徨っている位置です。それがわかると子どもたちは別の価値観で別の方にたくましく漕ぎ出すかもしれません。次世紀には私たちを超える力強い子どもが生まれるかもしれないのです。歴史や環境に真実に立ち向かことーそれが私が寓話という想像力を通じてのメッセージを書いてきた意味なのです。」。
http://tajimaiclc.at.webry.info/201302/article_4.html